神々を祀る 三大祭

祭

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おくんち神事行事

10月3日 鎮火祭・提灯行列・半纏おろし

 この地方には『くんち風』という言葉が古くからありますが、この季節になると強い風が突然に吹いたりします。

神社では御神燈の灯りや賄い等で普段より火を使う機会が多くなり、また各家庭では祭参りで家を空けがちになるので、祭期間中に不慮の火災を出すことがないよう祈願するのがこの神事です。

10月5日 獅子奉仕者抽占式

 神幸式に奉仕すれば災厄を免れるとの強い信仰から希望者も多く、例年元旦年明けを告げる太鼓が鳴り響く中、誰よりも早く参詣し、記帳受付をします。この日から280日余りひたすら行いを良くして抽占式に臨みます。3人で1頭を往復するので、8頭24人の奉仕者が必要です。

  役が決まったら与えられた獅子頭に手入れと修理を施し本番に備えます。

10月8日 寅の刻菊祓(とらのこくきくばらい)

 早朝五時前、神職・神楽奉仕者等が神楽殿に参集し祭典を開始します。重陽の節句が別名『菊の節供』といわれているので、お祓いには白菊が用いられ、祭りの行われる殿舎はじめ境内神域とその奉仕者、獅子頭や祭りの御旗、威儀物(いぎもの)とよばれる神幸式の諸道具が祓い清められ、三種の神楽が奏されます。

献幣式(けんぺいしき)

 入魂式 10時半から国の平和と地域の繁栄そして人々の幸福を願う一年中で最も厳粛な神事の献幣式が行われます。また、午後からは子供みこしや大人みこしの入魂式が行われます。

球磨神楽奉納

 夕刻より凡そ3時間にわたり神楽殿で十数番の球磨神楽が奉納され、最後の幸福餅投げでは、たくさんの人たちが「福」を手にして帰られます。

10月9日 神幸式

 早朝より参拝者は絶えず、午前9時を過ぎる頃になると境内は人で埋め尽くされます。9時半から祭典奉仕者や行列供奉者(ぐぶしゃ)のお清めとお神幸の道中の安全を祈る発輦祭(はつれんさい)が斎行され、御神輿前では郷土芸能等の披露や神馬廻し等が行われ、10時半にいよいよ神幸行列が出発します。市街を巡り、お旅所のふるさと歴史の広場では郷土民芸や演芸が披露され、心地よい秋風の中、行列は神社へと還ってきます。

10月11日 報賽祭(ほうさんさい)

 前日までの賑わいが嘘のように静まり返った中、午前11時おくんち祭の無事斎行の御礼が神様に申し上げられ、おくんち祭が終了します。

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